副業ライティングを始めてみたいけれど、「本当に案件が取れるのかな?」「報酬はどんな感じ?」と不安に思う方も多いと思います。
私も同じでした。
そんな私がクラウドソーシングに登録して**最初に応募し、実際に取れた案件は“近所のパン屋さんレビュー”**でした。
実際には取材許可でつまずいたり、報酬がパン代程度だったりと順調な道ではありませんでしたが、それでも初めての一歩はとても大きな意味を持ちました。
さらに、応募時に添えたポートフォリオ(動物園レビュー)が役に立ったことも実感しました。
この記事では、初案件の流れや感じたことをリアルにお伝えします。
クラウドソーシングで初案件に応募
登録してすぐに応募したのが、パン屋さんレビューの案件でした。
ここでは応募の経緯や工夫したことを紹介します。
応募のきっかけ
クラウドソーシングの案件一覧を見ていると、「未経験OK」「文字数少なめ」と書かれた案件がありました。
当時は右も左も分からなかった私にとって、「未経験OK」という言葉は背中を押してくれるものでした。
育児中でも取り組めそうだと直感し、「これなら私でもできるかもしれない」と思えたのです。
もちろん「落ちたらどうしよう」という不安もありましたが、それ以上に「まずはやってみよう」という気持ちの方が大きく、勇気を出して応募することにしました。
応募文の工夫
応募文を書くときはとても緊張しました。
「どう書けば採用されるんだろう」と悩みましたが、結局はシンプルに「自己紹介+やる気を伝える」ことを大切にしました。
長文で立派なことを書くより、誠実さや本気度が伝わる方が大事だと思ったからです。
さらに、応募文には**自分で作ったポートフォリオ(動物園レビュー)**を添付しました。
「未経験ですが、実際に書いた記事があります」と見せることができたのは大きな強みになりました。
送信ボタンを押した瞬間のドキドキ感、そして後日「採用します」と通知が来たときの喜びは、今でも忘れられません。
パン屋さんレビューを書いた体験
初めての採用が決まり、いよいよ記事執筆へ。
実際にお店に足を運び、取材して記事にまとめるという「副業ライターとしての第一歩」を体験しました。
取材許可の壁
最初に訪れたパン屋さんで「レビュー記事を書かせていただけませんか」とお願いしたところ、「取材はお断りしています」と断られてしまいました。
勇気を振り絞ってお願いしただけに、とてもショックでした。
正直、「やっぱり自分には無理なんじゃないか」と心が折れそうになりました。
でも、ここで諦めてしまったら何も始まらないと思い直し、別のパン屋さんに挑戦。
そのお店では「いいですよ」と快く受け入れてくださり、心からホッとしました。
この体験で、「断られることもある。でも行動し続けることで道は開ける」ということを学びました。
記事に書いたこと
実際の記事では、買ったパンを食べながら味や食感を詳しくメモしました。
「ふわふわ」「香ばしい」など五感に訴える表現を意識し、読んだ人が実際に食べたくなるように工夫しました。
さらに、お店の雰囲気や店員さんの対応も盛り込み、単なる感想ではなく「紹介記事」として成り立つようにしました。
執筆中は、「どうすれば伝わる文章になるんだろう」と何度も書き直しましたが、それも良い経験になりました。
報酬はパン代程度
この案件はテスト案件だったため、報酬は本当に低く、パン代になる程度でした。
報酬だけ見れば割に合わないと思う人も多いでしょう。
実際、私も一瞬「これで続けられるのかな」と不安になりました。
でも、「お金をもらって書く」という経験はお金以上の価値がありました。
初めて自分の文章に報酬が発生した瞬間、「副業ライターとしての一歩を踏み出せた」と感じられたのです。
ポートフォリオとして作った動物園レビュー
初案件に応募する前に、自分でポートフォリオを作りました。
選んだテーマは、夏に家族で行った動物園のレビューです。
動物園を選んだ理由
動物園は自分の身近な体験で書きやすく、写真も添えられるので、記事にリアリティが出ます。
「自分が楽しんだことを文章にできれば、クライアントに伝わるかもしれない」と思い、動物園をテーマに選びました。
書いてみて意識したこと
「楽しかった」で終わらせないことを心がけました。
動物の特徴や施設の雰囲気、アクセス方法、混雑状況など、実際に行く人が知りたい情報を盛り込むよう意識しました。
これによって、ただの日記から「役立つレビュー記事」に近づけたと思います。
ポートフォリオの効果
この動物園レビューを応募時に添付できたことは、とても大きな意味がありました。
「未経験でも、これだけの文章を書けます」と示すことができ、クライアントの安心につながったのです。
採用につながった理由の一つは、このポートフォリオのおかげだと感じています。
案件とポートフォリオから学んだこと
挑戦すれば案件は取れる
「未経験だから無理」と思い込んでいましたが、実際に応募したら採用されました。
やはり「挑戦しないと何も始まらない」と実感しました。
断られるのも経験の一つ
最初のお店で断られた経験は、落ち込んだものの「次に進めばいい」と前向きに切り替える練習になりました。
副業は挑戦と失敗の繰り返しですが、それも自分を成長させる材料になるのだと思います。
報酬より「実績」が先
パン代程度の報酬でも、記事を納品してお金をいただいた事実は大きな実績になりました。
副業ライターを続けるには、まずは小さな成功体験を積み重ねることが何より大切だと学びました。
これからライティングを始める人へ
副業ライティングを始めたいけど不安…という方に、私の経験から伝えたいことがあります。
最初は身近なテーマでOK
私が選んだのはパン屋さんや動物園といった身近なテーマでした。
大きなテーマに挑戦する必要はありません。
日常生活で体験したことを文章にするだけで、十分に案件やポートフォリオにできます。
小さな一歩が自信につながる
最初の案件は報酬が少なくても構いません。
「お金をもらって書いた」という経験は、次に進むための大きな自信になります。
最初から完璧を目指さず、小さな一歩を積み重ねていけばいいのです。
まとめ
私の副業ライティングの第一歩は、パン屋さんレビュー案件でした。
取材で断られたり、報酬がパン代程度だったりと大変なこともありましたが、**「お金をもらって文章を書く経験」**が何よりの財産になりました。
さらに、応募時に動物園レビューをポートフォリオとして準備したことが、採用の後押しにもなりました。
副業ライティングは、特別なスキルがなくても「小さな一歩」から始められます。
そしてその一歩が、確実に次のステップにつながっていきます。
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