在宅で副業を始めたい——そう思って登録したクラウドソーシング。
「これからお仕事につながるかも」と期待していましたが、実際に待っていたのは 高額スクールへの勧誘 でした。
今回は、私が実際に体験した危険な勧誘の流れと、そこから学んだ教訓をお話しします。
この記事で分かること
最初は普通のスカウトに見えても、気づけば
「不安を煽る → 詳しい人を紹介 → 成功例を見せる → スクール案内」という流れにのせられてしまう…。
- クラウドソーシングからスクール勧誘につながる実際の手口
- 「独学は無理」「半年で30万円稼げる」など典型的なセリフと心理操作
- 怪しい勧誘を見抜く4つのチェックポイント
私が体験したスクール勧誘の流れ
クラウドソーシングから「仕事のチャンスかも」と思って始まったやり取り。
しかし実際は、不安を煽られながら高額スクールへ誘導される流れに巻き込まれていきました。
ここからは、その一部始終を段階ごとに紹介します。
クラウドソーシングでスカウトメッセージ
ある日クラウドソーシングにメッセージが届きました。
「ぜひ一度お話を聞かせてください。副業に役立つ情報をお伝えできます」
仕事内容や報酬も一応書かれていて、一見すると普通の案件に見えました。
ただ気になったのは、**「未経験でも大丈夫」「サポートがあるから安心」**といった言葉が添えられていたこと。
当時の私は「未経験でもできるなら、私でも挑戦できるかも!」と心が動き、面談に進むことにしました。
「まだスキルが足りない」と不安を煽られる
面談で最初に言われたのは、
「このままでは案件を取るのは難しいです」
頭が真っ白になりました。
「やっぱり私には無理なのかな…」 と心の中でつぶやいたのを覚えています。
さらに、
「独学はほとんどの人が挫折します」
という言葉。
「そうか、やっぱりスクールに入らなきゃダメなんだ」 と、焦りと不安で胸がざわつきました。
詳しい人を紹介される
「もっと詳しく説明できる人がいます」と紹介されたのは、別の担当者。
彼は自信満々にこう言いました。
「私もスクールに入って半年で月30万円を稼げるようになりました」
その言葉を聞いた瞬間、
「半年で30万円…!?そんな世界があるの?」
とワクワクしてしまった自分がいました。
でも同時に、
「私が本当にそこまでできるのかな?」
という不安も入り混じり、心は揺れっぱなし。
最終的に高額スクールを紹介される
そして最後に提示されたのは、数十万円するスクール。
「分割にすれば副業収入で十分払えます。むしろプラスになりますよ」
「確かに、もし稼げるようになったら…」
「でも、失敗したらどうなるんだろう」
冷静に考えれば「そんなうまい話はない」はずなのに、
不安と希望の間で気持ちが揺れてしまったのです。
今振り返って思うこと
体験している最中は冷静に判断できませんでした。
でも時間が経って振り返ってみると、**「あの時の自分は心理的に揺れていた」**と分かります。
ここでは、当時の気持ちと今だからこそ分かる教訓をまとめます。
独学でも学べる環境はある
当時は「独学は無理」と何度も言われました。
でも実際はYouTubeやUdemy、本やブログなど無料・低コストで学べる教材は豊富です。
「知らない世界だから信じてしまった」——これが当時の私の正直な気持ちです。
スクールに入っても結局は自分次第
「半年で30万円」という甘い言葉は魅力的でした。
でも結果を出せるかどうかは、自分の行動と継続力次第。
スクールに入れば自動的に稼げるわけではありません。
怪しい勧誘を見抜く4つのチェックポイント
私のように「未経験でもできる」と言われると希望を感じてしまうのは自然なことです。
でも、その言葉の裏には“甘い条件で人を集めたい”という意図が隠れているケースもあります。
ここでは、私が体験から学んだチェックポイントをまとめます。
①仕事内容や報酬が具体的に書かれていない
「詳細は面談でお話します」というパターンは要注意。
本当に仕事の依頼なら、最低限の仕事内容や報酬は明記されているはずです。
② 「未経験でも稼げる」と強調する
「未経験でも安心」「すぐに収入につながる」といった言葉には注意。
副業で成果を出すには、必ず学習や経験の積み重ねが必要です。
この言葉で安心させて、実際は高額スクールに誘導される流れは典型的です。
③ 不安を煽ってから「解決策」を売る
「今のままでは無理」「独学は失敗する」と不安を植えつけ、その後に「だからスクールに入りましょう」と提案されるのは典型的な手口です。
④ すぐに契約を迫る
「今日中なら特別価格」「今ならサポートが付く」と急かされるのも要注意。
本当に良いサービスなら、考える時間を与えてくれるはずです。
まとめ
私の体験は特殊なものではなく、同じような勧誘は多くの人に起こり得ます。
ここまでの流れを振り返りながら、同じ失敗を繰り返さないための注意点を整理しました。
私が体験した「クラウドソーシング→面談→詳しい人紹介→高額スクール勧誘」という流れは珍しくありません。
「半年で30万円」「未経験でも安心」という甘い言葉に揺さぶられたのは、当時の私が知らない世界だったからです。
だからこそ大切なのは、
- 無料や低コストで学ぶ方法をまず試すこと
- 投資が本当に必要か冷静に考えること
- 勧誘に出会ったら 「4つのチェックポイント」 を思い出すこと
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